こんばんは
丹波篠山市で不動産鑑定業、
宅地建物取引業を営業中。
「いそや不動産鑑定所」代表の
井本季伸(としのぶ)です。
我々、不動産鑑定士は現在「地価公示価格」の点検
打ち合わせ作業中です。
地価公示価格とは毎年1月1日現在の1㎡当たりの
土地の正常価格を官報に公示し国民の皆様にお知らせ
するものです。
すなわち、その土地が取引されると通常いくらになるか
を示すもので、個人間や業者間売買、地方自治体の
用地買収などで通常行われる不動産売買での価格判定の
指標となるものです。
評価対象となる土地(標準地と呼んでいます)は全国
で約2万6千地点あり、住宅地、商業地、工業地、
宅地見込地、山林に標準地は設定されています。
私を含め、全国で約2,400人の不動産鑑定士が
評価員として業務に当たっています。
毎年6月頃に評価員として選任され、作業は8月
から評価書提出月の1月まで6か月間にわたります。
近年では、都心部と地方での不動産価格の二極化や
自然災害、インバウンド効果、少子高齢化など
不動産価格に大きな影響を与える要因が顕著に
なってきています。
上記の通り、土地取引の指標となるため、
鑑定評価書の提出日まで気が抜けません。
我々不動産鑑定士は1月中旬に担当地点の
鑑定評価書を提出しますが、官報に公示され
新聞やテレビで報告されるのは3月になります。
標準地の価格については、通年にわたり
国土交通省や各県のHPで閲覧できますので、
是非ご覧ください。
本日のつぶやきでした。